読んでいただいている皆さんの中に一度は会社を辞めようかなと思ったことはありませんか?
それは突発的な感情であったり、慢性的な感情であったりします。
「会社行きたくないなー。あ〜、辞めたいなぁ。」「俺、いつかこんな会社辞めるから。」
こうした言葉が口癖になっている人が周りにいませんか?もしくは言っていませんか?
もちろん辞める理由は人それぞれです。
でも中々勇気が出ませんよね。だから踏みとどまっている人も多いと思います。
そんな方々にお伝えしたいのが退職方法です。
いざ辞めようと本気で思わなければ知らないことも多いと思いますので、
経験談を交えてお伝えしたいと思います。
しおづけと申します。
この記事では専門的なノウハウはお伝えしていません。
今仕事で悩んでいる人に僕から後押しできることを目的に書いています。
少しでも読んでくださった皆さんに伝わるものがあれば嬉しいです。
退職報告とは
退職報告とは現在の勤め先へ退職意思を伝えることです。
退職する理由は様々ですが、退職報告は上長へ遅くても退職1ヶ月前を目安に行うことが望ましいとされています。
それは業務の引き継ぎや取引先への挨拶の観点から、退職希望日までに終えることができるようにしたいからです。
ただし、企業の就業規則によって退職日の何日前までに退職報告をするのかは異なっておりますので確認と注意をしてください。
と、ここまでは一般的に言われているお話です。
この概念に囚われている方は多いと思います。
勤め先のことを考えればできるだけ事前に報告があると準備がしやすいからです。
でも辞める人間にとって一番大事なことは自分がきちんと退職できることです。
この準備期間があると思うと、辞めるまでの期間に何か周りから言われるんじゃないか、自分が抜けた分の仕事はどうしよう、せっかくの有給が使えないじゃないか、といろんなモヤモヤが発生します。
正しい知識としてお伝えします。
法律上は退職日の14日前に退職を申し出れば可能なんです。
一般的な正社員の場合、いつでも退職を申し出ることはできるんです。
また、もし会社の承認が無い場合でも、民法(明治29年法律第89号)の原則として14日を経過したときは、退職となります(民法第627条第一項)
意外と知らない方も多いんじゃないでしょうか。
この期間さえ守れば直前でも大丈夫なんですよ!
よく漫画やドラマで見る光景として、
例:1
お前が辞めるなんて認めない!
その抜けた仕事を回すのが会社じゃないんですか?
例:2
お前が辞めたら誰がその仕事をやるんだ!
法律上辞めることができるので辞めますよ
例:3
お前が辞めたところで次に行くところなんてないだろ!
仕事は転職エージェントのサイトが充実しているので大丈夫です
こんなパワハラ上司とは一刻も早くサヨナラするべきです。
では、僕が経験してきたこれまでの経緯をお伝えしていきます。
僕の経験(1社目)
退職決意までの経緯(1社目)
新卒で入社した1社目のお話です。
営業職で入社しましたが、肉体労働のある現場仕事もありました。
入社説明会ではそういった話はなく、入ってから知ることになりました。
今思えば就職活動がうまくいかず、内定をもらったから勢いで入社してしまった気がします。
最初はある程度仕方がないと思いました。当然商品知識も無い状態では営業もできないと思ったので。
残業も少なく、土日休みで同世代の社員も多かったので仲良くやれていました。
しかし、一番苦労したことは上司のパワハラでした。
当時は全員が通る道だと周りから言われ、僕もこの経験が糧になると思っていました。
上司も優しい一面や冗談を言って場を和ませる面もありました。
でもそれ以上に怒鳴られたり罵倒されたりすることが多かったのです。
メモ帳に書くことを許さず頭で覚えろ、と言われたり、こちらでまとめた報告書を提出したところ破いて捨てられることもありました。
上司は期待をしているから怒っている、期待しなくなったら何も言わなくなるぞ、と話していましたが、僕にとっては理不尽なことを言っているなと感じました。
5年以上勤めていましたが僕はこれ以上ここにいたら精神的にも肉体的にも良くないと思い、転職先が決まる前に退職することを決意しました。
退職報告(1社目)
直属の上司に退職報告をすることにしました。
事前に色々と調べていましたが今後の相談というよりも辞めたい気持ちが強かったです。
辞めたいと思う日付の2ヶ月前、二人きりになれる朝早い時間帯に「相談があります」と話を切りだしました。
上司は既に察していたようでしたが、「今辞めてどうするんだ?これからだぞ。ボーナスが出るまでやらなくていいのか。」と、引き止めなのかどうかよくわからないことを言われました。
その後、退職届を出し承諾してもらいましたが、上司からの対応が冷たくなりました。
なぜなら将来を見越して教える必要も無くなったからです。
上司以外の人からは労いの言葉もありましたが、やはりそれだけで続けられるほどなんとかなるものではありませんでした。
それから退職までの間は居心地の良くない期間もありましたが退職することができました。
僕の経験(2社目)
退職までの経緯(2社目)
2社目への転職までの期間は4ヶ月使用しました。
1社目では有給も好きに使うことができないことと転職活動する意欲もなかったので無職の状態から転職活動をしていました。
新しい職場では人間関係も良好で1社目のような荒々しい雰囲気ではありませんでした。
順調に過ごしてきましたがそれだけに不安もありました。
このままここにいていいのか、自分の可能性にもう一度挑戦してみたいと思うようになりました。
そして仕事をしながら転職活動をし、内定をもらうことができました。
退職報告(2社目)
入社日が決まっているため、上司へ退職報告を行うことを決意しました。
忙しくならない時間帯(午前中なら10〜11時、午後なら14〜15時頃)に声をかけ、「今後のことでお話がございます。お時間いただけますでしょうか。」とお願いをしました。
上司に退職したい旨を伝えました。
その時に伝えたことは辞めたい事情と退職したい日付を伝え、これまでしてきた仕事を振り返りながら話をしました。
上司は話のわかる方だったので話を部長、社長に上げてもらい、その後退職願を渡しました。
辞める際にも辞める本当の理由を言ってしまいたくなりますが、ネガティブなことであればあまりお勧めしません。
嘘をつくことにもなりますが、他に働いている社員や自分がその職場から出ることを考えると前向きな退職の方が気持ちよく送り出してもらえるからです。
この時には上記のような法律上直前でも問題ないことを知っていましたし、咎められることなく退職することができました。
退職をする際には引き継ぎ資料の作成をし後任の担当者が仕事をしやすくする準備と、今までの感謝を社内社外問わず行なっておくと円満退職へ繋がります。
転職活動
現在は仕事をしながら転職活動をする人が多い時代です。
僕もその一人でした。
僕が利用していたのはDODA、リクルートエージェント、ビズリーチの3社です。
それぞれ特徴が異なっておりますので、転職活動のお話は別記事でご紹介します。
エージェントを利用して行う転職活動は僕が2社目へ入社した当時には見受けられませんでした。
エージェントを利用した転職活動は未経験の方には是非お勧めしたいです。
まとめ
現代は多種多様な生き方、仕事があります。
一つの会社で勤め上げることは立派です。これまで美徳とされてきています。
ただし、それが正解ではありません。
いろんな生き方を選べる時代だからこそ、辛い環境から新しい環境へ移ることができたり、更なる挑戦として新しい環境へ目指していくこともできます。
人生は一度きりです。
今一度、現在の勤め先と自分の今後について考えてみませんか。
不安を解消するためには行動していくことですよ。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
君の新たな門出に幸あれ!